Clos de Tart 2001 クロ・ド・タール
外観 輝きのある濃いルビー色
香り まだとじ気味、新樽のヴァニラ、アニスなどの深い香りなど
味わい 果実が凝縮した粘稠な液体に、甘さを感じる。酸もしっかりとありタンニンもこなれている。しかしまだ味わいに固さがあり、最後の果実感の広がりが今ひとつ。余韻は長い。
まだまだ閉じている。2004年のクロ・ド・タールは開けたてでも飲めたんだけど。 やっぱりクロ・ド・タールである。2001年でも飲み頃は遠い。
飲み頃が難しいワインだ。やっぱり。今回はワイン会の後半に抜栓したのでゆっくりと開くのを待っていられなかった。1-2時間くらいかければもう少し美味しく飲めたかもしれない。残念。
ジャンシス・ロビンソンのサイトでは、もうの見頃に入ったようである。あとはどのようなブルゴーニュのワインが求めるかによって開ける時期が異なると書かれている。2001年は早く熟成するのは間違いないのだが、僕ならもっと待ちたい。クライブ・コーツはnow-2018である。2018から飲んでも良さそうである。
こういうときはゆっくり飲んで開くタイミングを計った方が、飲み頃のタイミングがわかりやすいんだが。
クライブ・コーツは、クロ・ド・タールについてこう言っている。
ミュジニやレザムルーズよりも大きいが、シャンベルタンほど強い構造を持っていない。そしてボンヌ・マールのような骨格があり、クロ・ド・ラ・ロッシュの華やかさを持つが、クロ・デ・ラインレイやクロ・サン・ドニのような柔らかい中心を持っていない。
僕にはなぞなぞのような言葉である。この高価なワインを極めるのも大変なことである。
テイスティング: 2014年2月 8日
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