Grands Echézeaux Desaunay-Bissey 2004 グラン・エシェゾー デゾネイ・ビセイ

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GraEchDesBiss2004.jpgGrands Echézeaux Desaunay-Bissey 2004 グラン・エシェゾー デゾネイ・ビセイ

外観 輝きのある濃いルビー色
香り 白胡椒、黒胡椒などが混じった深いスパイス、ミネラル、大地の香りなど深い香りがする。
味わい 柔らかい酸としっかりしたミネラルが豊富にあり、赤い果実が優しく感じる。2004年としては凝縮感が控えめであるが、奇麗な酸、ミネラルが口の中に残る。余韻も長い。

2004年の年のせいかグラン・エシェゾーは今でも飲める。ただピークはまだまだだろう。なんと言うか、奇麗なフレッシュな果実の味わいがある訳でもないんだけど、オーソドックスなブルゴーニュの良さを持ったワインである。伝統的なブルゴーニュの作りで果実感が控えめで長期熟成タイプである。デゾネイ・ビセイのグラン・エシェゾーは1991年を飲んだが非常に美味しかった覚えがある。しっかりと熟成できるヴィンテージなかなりいいと思っている。

デゾネイ・ビセイのワインの作り方は、伝統的な手法でクラッシックなワインを作っている。

100%除梗
自然酵母によって15〜21日間合成樹脂タンクでアルコール醗酵
その後、空圧式圧搾機でプレス、樫樽で18か月熟成
33%が新樽で残りは1〜20年樽になります。
フィルター、コラージュは行わず、ロウソクを使ってスーチラージュ


2004年 ブルゴーニュ

ブルゴーニュではオフビンである。2004年は酸があるが、液体の構造が弱い。果実感はあるし長熟はしないワインである。夏にベト病が流行し、2003年の半分以下の収量である。この年は、しっかりと腐敗した果実をのぞいたドメーヌでないと、カビのニュアンスがワインに出てしまう。
カビの被害が少ないところ、それはよく風が抜ける畑と選果が厳しいドメーヌを探さざる得ないだろう。 ボーヌよりはニュイである。

しかし今飲むと特級から村名まで美味しいのである。ブルゴーニュの古酒ではなく、若くて上品で優しいワインが好きな人には今は2004年がおすすめである。これ以上熟成させてもフレッシュさや、上品な香りがなくなると、最終的な液体の濃縮が弱いので、ふけるのも早いし、すぐに老けた味わいになってしまう。
これからよほど特別なワインでなければこれから数年で飲んでしまう方がいいかと思う。


株式会社フィネス http://www.finesse-wine.co.jp/index.html

テイスティング: 2014年2月 8日
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