Puligny-Montrachet 1er Cru Le Cailleret Montille 2005 ピュリニー・モンラッシェ ル・カイユレ モンティーユ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

PulMonLeCaillMont2005.jpgPuligny-Montrachet 1er Cru Le Cailleret Montille 2005 ピュリニー・モンラッシェ ル・カイユレ モンティーユ 

外観 薄く緑がかかったやや濃いめのレモンイエロー
香り 香りは非常に豊かで、豊かな蜂蜜、バタースコッチ、黄桃、白桃、石灰などのミネラル、
味わい 果実の凝縮感が非常に強い、ねっとりとした液体である。アルコール度は中等度からやや高め、柔らかな酸が豊かある。酸とミネラルがしっかりあり、果実の凝縮度を引き締めている。最後に口の中にパワフルなミネラルが広がる。余韻は非常に長く、果実、ミネラルなどが非常に長く続く。最後に軽く苦みも感じる。
2005年の果実の凝縮感があり、酸とミネラル感もパワーがありワインだけではなく、食事が必要な味わいである。これだけの果実の熟成感があるにもかかわらず、強いミネラルがあり引き締まっている。まだまだ熟成ができる。グラスはやっぱりモンラッシェグラスで飲むのが良いだろう。

ル・カイユレ
モンラッシェの区画から北側の地続きの区画である。これは、ピュリニー・モンラッシェの1級の区画の中でベストである。ジャン・シャルトンがほぼすべてを所有し、わずかな区画が、1990年代にモンティーユ、マイケル・ブーズロー、イェヴェス・ボワイエ・マルトノ、ドメーヌ・ランブレイに売られた。モンラッシェの隣の区画で、シュヴァリエ・モンラッシェのした斜面はレ・ドモワゼルと呼ばれる。ここは、ギィ・アミオとミッシェル・コラン・ドレジェが所有している。
ル・モンラッシェと違うのは深い響きがなく、むしろ石のような風味と鋼を思わせる固さを持つ点でシュヴァリエ・モンラッシェに通じる。見事な1級だが手に入れるのは難しい。

モンティーユ
ヴォルネイの名家である。補糖をほとんどしない主義で、非常に透明感のあるワインを作る。ここはユベールが映画モンドヴィーノではかなり取り上げられていた。父のユベールから代が替わり息子のエティエンヌが切り盛りしている。1933年にジョン・シャルトロンからル・カイユレを手に入れた。エティエンヌと妹のアリックスは、白ワインの醸造にも手を広げるようになっている。2012年、エティエンヌが経営を任されていたシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェをオーナーの金融機関から買い取った。

テイスティング: 2014年5月17日
My Rating(評価): 15/20
アクセス数:136