Château Léoville Poyferré 1994 シャトー レオヴィル・ポワフィレ
外観 やや濃いめエッジからすこし熟成がましたオレンジが広がっている。中心はガーネット色。
香り 土、なめし革、きのこなどの熟成したメルローの香りが支配的である。ただ後ろ側にすっとするカベルネ・ソーヴィニョンの存在を知らせてくれる。時間が経っても土っぽいメルロの香りが支配的だが、バックにあるすっとするシダ、スパイスがやや強めになりやっぱり左岸でいいねと思わせる。
味わい 熟成感のある柔らかな口当たり。香りと同じようにメルロが強くやや粘稠で柔らかな口当たりで、緩やかに液体が広がる。余韻はやや長め。
レオヴィル・ポワフィレはレオヴィル3兄弟の中で、メルロの比率が高く一番サンジュリアンぽいのではないかと思うんだけど。1994の年とポワフィレの個性からかやっぱりメルロが高めに感じる。ただ素性の良さが感じさせる。
パーカーは、ボルドー1994年は香ばしいヴァニラ、甘いブラックカランとの果実の香り、ふくよかでタンニンはほどほどと言っている。
1994は暑く、乾燥した夏があり、9月の収穫時期におびただしい雨が降った。メルロはこの雨を免れていたので、メルロの比率を高くしてある。この年は水はけの良い畑で、選別を厳しくしたところが良いワインを作っている。
シャトー レオヴィル・ポワフィレのサイト http://www.leoville-poyferre.fr
テイスティング: 2014年10月18日
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