Riesling Tasmania Josef Chromy 2010 ジョセフ・クローミー タスマニア リースリング  

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TasJosChrRie2010.jpgRiesling Tasmania Josef Chromy 2010 ジョセフ・クローミー タスマニア リースリング  

外観 薄めの輝きのあるレモンイエロー
香り 石油香、フリント:スクリューキャップ独特のややトーンが高い還元臭、レモン、ライムなどの柑橘、白い花など
味わい すっきりしたやや強めの酸、フレッシュな果実味、最後に軽く塩味を感じるほどの強いミネラル感。余韻は、強い酸とミネラルが長く続く。

アルコール度数12.5%

オーストラリア、タスマニアの冷涼な気候が伝わってくる味わいである。果実味や香りは非常にクリーンな印象を受ける。かなり強めの石油香があり、ドイツかなと思わせるんだが。しかし強いミネラルの質がドイツとは違うなにか塩味を感じさせるし、酸もなにか鋭い。リンゴ酸よりも酒石酸が多めなんだろうか。冷涼なリースリングにしては、ドイツ、アルザスにあるまろやかさがなく、きりっとした印象が強い。
アルコール度数も12.5%はフランス、ドイツにしては高めだが、強い酸がありあまりアルコール感を感じさせない。

円安のせいでヨーロッパのワインが高騰しそうだが、オーストラリアのワインはこれからは狙い目だと思っていたが、このタスマニアのリースリングはなかなかいける。
タスマニアのリースリングが来そうな雰囲気だ。値段的にもそれほど高くはないし、

ジョセフ・クローミー
ジョセフ・クローミーのワイナリーはRelbiaという北タスマニアにあり、最新の設備がある。ぶどう品種はピノグリ、ソービニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング、ゲヴェルツトラミナーそしてピノ・ノワールなどブラスのブルゴーニュやアルザスに近い品種を主体にしている。
ジョセフ・クローミーのサイト http://www.josefchromy.com.au

オーストラリア タスマニア州

島全体の面積は北海道の8割
1823年にぶどうの樹が持ち込まれたという記録がある。1840年代に州都ホバートで小規模なぶどう栽培が行われていた。

ぶどう栽培は、年間雨量が少ない島の右側で、北側のランセストン市周域と南の州都ホバート周域に分かれる。
ぶどうの品種は、ピノ・ノワール44%、シャルドネ27%、リースリング、ゲヴェルツトラミネル、ピノ・グリがある。

南オーストラリア州、ビクトリア州に本拠地を置く大手ワイナリーが、瓶内二時発酵のスパークリングの原料供給地
地元ワイナリーのワイン生産。
重要産地は、Tamar Valley, Pipers River, North West, Coal River Valley, Derwent Valley, East Coast,
まだGIの所得に至っていない。

土壌
起伏の多い地形。オッサ山の山頂(標高1617m)
島そのものが地球上の陸地として非常に古い。ワイン産地では、デボン紀、三畳紀、ジュラ紀の火成岩と堆積岩で占められる。

タスマニア州の観光 http://www.australia.com/jp/explore/states/tas.aspx



テイスティング: 2015年1月14日
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