Barbera D'Alba Falletto Bruno Giacosa 2010 バルベーラ・ダルバ ブルーノ・ジャコーザ

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BardArFaBruJac2010.jpgBarbera D'Alba Falletto Bruno Giacosa 2010 バルベーラ・ダルバ ファレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ ブルーノ・

外観 エッジがやや明るい紫色の濃いめのガーネット色
香り 完熟した甘い赤果実の香り、スミレの花、スパイスなど。また閉じ気味。
味わい 酸味は中等度からやや低め、タンニンは豊富、アルコール感も強い。
果実の凝縮度も強いが最後にアルコール感の甘さはあるが思ったほど甘さを感じさせない。

アルコール度数 14.5%

このバルベーラは最初の香りはチャーミングな赤い果実の香りがあるが、凝縮感が強くアルコール度数も高くすぐには飲めそうにない。ブルーノ・ジャコーザの作りだから仕方がないのかもしれないが、これだけのアルコール感がある割にはタンニンは中等度でこなれている。果実感が強調されている。ガメイのような果実の香りもあるが、これほどアルコール度が高くなることはないだろう。


Barbera D'Alba Falletto di Serralunga D'Alba

Fallettoは自社で所有する畑から収穫された葡萄で造るワインを意味する。
セッラルンガ・ダルバは、バローロの地区にあり、最も厳格で長期熟成能力の高いバローロを生む村である。このボトルにはセッラルンガダルバとは表記されていなかったと思うんだが、インポーターはそのように表記している。


醗酵:ステンレス・タンクで8〜10日間のマセラシオン  
熟成:大樽オーク樽熟成 16〜17ヶ月


バルベーラの起源はまだ不明であるが、最近のDNAの研究ではピエモンテにある他のぶどう品種と大きく異なるので、最近18世紀くらいに新たにこの地にもたらされた品種だろうとされている。

バルベーラは濃い色で、明るいチェリー風味の新鮮な果実感があり、柔らかい口あたりのワインである。多産で、成熟は、ドルチェットの後で、ネッビオーロの前で比較的遅め、完熟し、濃く色づいても酸度が比較的保たれる。


Barbera d'Alba
バルベーラ・ダスティに比べると、より濃い紫色をしていて、濃厚な果実味(桑の実、ブルーベリー、プラムなど)がある。熟成を必要とするバルベーラ・ダスティに対して、バルベーラ・ダルバは若い段階から開いていて、楽しむことができる。バローロ、バルバレスコの生産者が作ることが多いので、醸造技術も安定していて、知名度も高く、市場で見かけることも多い。

テイスティング: 2015年1月23日
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