Clos des Lambray 2008 クロ・ド・ランブレイ
外観 やや濃いめのガーネット色
香り 深い赤黒い果実の香りが支配的である。いつもこれを感じるのだが。赤い果実、濃い紫の花、スパイスもすこし甘みがあるような。土の香り、やっと香りが開き始めたような雰囲気である。
味わい 酸は中等度からやや多めに感じられるが、液体に果実の熟成した甘さを感じさせる。赤黒い果実で、香りのフレイバーと同じように何か昔懐かし黒飴のような味わいがある。タンニンはこなれている。余韻に長い果実と味わいとミネラルを感じる。
2008年はもうランブレイらしい味わいがもう感じとられる。ただまだまだ若さがあり、ワインの強さが先に立ってしまうような印象がある。もう少しあと3年から5年も経てばもう少し飲み手に微笑んでくれそうである。
クロ・ド・ランブレイの畑は、すべてのモレ・サン・ドニの都級ばたけの丘のより上にある。そして緩やかに東と北に傾斜している。土は泥灰岩は少なめで、他の畑よりも純粋な石灰岩が多く含まれている。そして砂質もある。この畑の起伏により、ぶどうの樹は、他の畑が東西に植えられているのだが、ここでは、南北に植えられている。
チャールズ・キィッタンソンは、鉄の手にベルベットのグローヴをはめていると表現している。
テイスティング: 2015年1月24日
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