Pouilly-Fumé Cuvée Silex Didier Dagueneau 2007 ディディエ・ダグノー プイィ・フュメ シレックス
外観 やや濃いめのレモン・イエロー
香り 柑橘、ハーブ、白い花の香り、スパイス、ミネラル、
味わい 綺麗な果実感と酸味が調和したいわゆる球体の味わいである。バランスが非常に良く、なめらかな口当たりである。アルコールは中等度、余韻も長く綺麗なミネラルと果実が柔らかく長く続く。
すこし冷やしめで飲んでいたが、美味しくて何杯も飲んでしまった。なんといってもやっぱりダグノーだ。ディディエ・ダグノー氏が急逝したのは2008年9月。これは、ディディエ・ダグノーが醸造まで関わった最後のヴィンテージである。8年を経てもそのフレッシュさは変わっていない。このシレックス土壌は長熟させる能力があるんだろう。香りはというとまだまだ開いていなかったのかそれほど強く感じられなかった。
ディディエ・ダグノーはこの地方で一般的とされる栽培や醸造を行っていません。
ビィオデナミ
厳しい剪定、低収量
完熟かつ健全な葡萄
手摘みで丁寧な収穫・選果、非除梗
非常に清潔な醸造所、3〜5度に果汁を冷やしてから樽発酵、MLFなし、熟成はステンレスと木樽を使用。醸造法に決まった規則はない。
状況に応じて補糖やSO2の添加も適宜行う。
シレックスとはペクトライトと呼ばれるケイ酸塩鉱物のこと。白亜紀セノマニアン土壌で、プイィ・フュメやサンセールでは比較的新しい地層である。火打石香、ミネラルが強く長期熟成タイプのワインを生み出す。
テイスティング: 2015年4月14日
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