Dolcetto di Ovada superiore Casa Wallace 2011 ドルチェット・ディ・オヴァーダ スーペリオーレ
外観 エッジに軽く紫がある濃いめのガーネット色
香り 赤い果実、スミレ、甘い花、スパイス、地中海のハーブ、
味わい 凝縮してフレッシュな赤く黒い果実、豊富な酸、タンニンは重ったより控えめでこなれて、柔らかなテキスチュアー、余韻は長め、豊かな果実感が長く残る。
アルコール度数13%
前回2008のCasa Wallaceのドルチェット・オヴァータを飲んだのは最近だったが、かなり熟成してネッビオーロのような印象を受けたんだが、確かに強いタンニンはないんだが。今回は2011年でsuperioreが表示されている。2008年からSuperioreのみがD.O.C.G.に昇格したためにSuperioreの表示がされてるようになったのか。
そして2011年と比較的若いヴィンテージであったか、いい年だったかより果実感が豊かなワインである。これならドルチェットの典型と良さそうである。
なんだか、香りからすると、どこかに甘さを感じるワインを想像するんだが、飲んでみてフレッシュな赤い果実を感じるがやっぱりドライなんだよな。そんなところがドルチェットかも。
カーザ・ウォレスのサイト http://www.casawallace.com
ビオディナミ
手摘みでの収穫
発酵、醸造はフレンチオークで、パンチングダウンを発酵中に
熟成は、フレンチオークのバリックまたはトノー
バトナージュはMLF中にする。少量の亜硫酸を加える。
ドルチェットは、ネッビオーロよりも4週間早く完熟する。ピエモンテでは、ネッビオーロや、バルベーラが完熟しないやや寒く高地で栽培されている。アルバでは、タナロ川の右岸でより軽めの白い石灰土壌が好まれる。
アッキィ、アルバ、アスティ、ディアーノ・ダルバ、ランゲ、モンフェラートそしてドリアーニで多く栽培されている。
ドルチェットのD.O.C.G. は、現在Docetto di Diano d'Alba/Diano d'Alba, Dogliani, Dolcetto di Ovada Superiore/ Ovadaである。
この中で、ドルチェットに特化しているのは、ドリアーニ、とオヴァータである。特にぶどう品種ドルチェットはドリアーニのコミューンで発見されたとされ、15世紀まで遡ることができる。
オヴァータは、ピエモンテの南東の地域でアレッサンドリア州にある。
Dolcetto D'Ovada Superiore/Ovada
ピエモンテ南部でドルチェットの銘柄としては最も東に位置する。SuperioreのみがD.O.C.G.に昇格。フレッシュで若のみものから構成のしっかりした熟成タイプまで幅広いタイプが造られる。特定の畑(Vigna)のものは表示可能。riservaは2年以上の熟成が必要。
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