Riesling Spätlese, Berncasteler Doctor, Dr. H. Thanisch 2005 ドクター・ターニッシュ ベルンカステラー・ドクトール 3本目
外観 すこし緑が入ったゴールド色
香り やや熟したペトロール香、スパイス、柑橘、白い花、
味わい 綺麗な酸、果実が口の中にいっぱいになり、うっとりさせる。甘さの味わいも非常に上品である。余韻も果実、ミネラル、綺麗な酸がバランス良く長く続く。
アルコール度数 8.5%
このワインも最後のワインとなってしまった。夏にはリースリングと手に取ったボトルを冷蔵庫に入れていたのだが、エチケットを見ずに開けて飲んだら美味しさに思わずびっくり見たら、ベルンカステラー・ドクトールだった。
もう11年経っていてすこし熟成感が出てきた。それでもモーゼルの最高のリースリングはビクともしない。フレッシュで美しい酸がありどこまでも上品な甘さである。
モーゼルワインの中でも、僕にはこのベルンカステラー・ドクトールが一番品があると思う。大好きなワインである。アウスレーゼよりもシュペトレーゼの方が甘さのバランスが良いと思う。
ドクトールと言うのは畑の名前。トリアー選帝侯ベームント二世が重病になった時、農夫が薦めたワインを飲んだら回復し、その畑にドクトール(ドクター=医者)の名を与えたという話からつけられた。
テイスティング: 2015年7月31日
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