Pichler Grûner Veltliner Smaragd M Wachau Östereich 2006 グリューナー・フェルトリーナー M スマラクト ピヒラー
ヴァハウ ニーダーエスタライヒ オーストリア
外観 やや緑がかかった濃いイエロー
香り 緑のハーブ、ツゲ、白胡椒のスパイス、桃
味わい 酸は中等度、どろっとするほどの粘稠な液体、アルコール度数は高い、果実の成熟度と凝縮感が非常に強い。やっぱり緑のハーブのフレイバー、スパイスが最後にも残る。渋みがあるのが、液体が濃くて、アルコール度が高いのでその渋みが枯れ気味である。余韻は長い。
アルコール度数15%
たまには、グリューナー・フェルトリーナーを飲みたいと思って開けたワイン。
Mは、限定品Monumental(記念碑的)というもの。それは知らなくて家飲みで開けた。それも非常に濃いので進まず、1週間以上冷蔵庫にいれてちょびちょび飲んだ。
グリューナー・フェルトリーナーはあまり飲む機会がなく、飲んでも ピヒラーがほとんどだ。こんな味かなと思っていることが多いんだけど。本当はもっと軽いのがたくさんある。もう一つはピヒラーはスキンコンタクトもしている。あのスパイシーさはそこからきているのだろうか。酸化的な要素はないのだが。
収穫は10月後半から始め、スマラクトは11月に行ないます(この地域では最も遅いタイミング)。早朝に収穫を行ない素早く破砕した後、12〜18時間スキン・コンタクトを行ないます。プレスはゆっくり、圧力をかけ過ぎることなく行ない、発酵はアロマを尊重するためステンレスタンクで18-23℃に保ち、スマラクトの場合で約2週間かけて行ないます。発酵後は大樽に移し熟成させ、グリューナー・フェルトリーナーで4月頃から、リースリングで5月に瓶詰めします。
グリューナー・フェルトリーナー
各地区によって味わいは違うが、ほとんどは辛口、
あっても残糖は最大6g/L(ヴァインフィアテルDAC)
アルコール度数 クラシックは最低12% レゼルヴェ最低13%
クラシックは フルーツ主体の香りで穏やかなスパイシーさがある。
貴腐や樽香があってはならない。
レゼルヴェ 辛口で、肉付きが良く、スパイシー、わずかな貴腐香、樽熟成も許される。
Wachau バッハウ
ドナウ渓谷、傾斜の急な原生岩の段々畑でh、主にグリューナー・フェルトリーナーとリースリングが育つ。赤ワインはほとんど見られない。
Smaragd スマラクト
バッハウで最高のワインに与えられる名称。日当たりのよいぶどうの樹の下でまどろむ、エメラルド色のトカゲに由来する。シュベトレーゼ級のぶどうから作り、アルコール度数は12.5%以上。豊かな果実味とバランスのよい酸味の調和いしたワインにだけこの命名が認められる。最も充実した辛口ワインである。
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