やっぱりブルゴーニュ2013年はリアルワインガイドでは2013年も悪くない年と言っているが、やっぱりそうではない。赤はそれほど悪くないのかもでも、でも白は特にダメと思う。
赤はずっと待って遅く収穫したドメーヌだけがいいワインになったようだ。リアルワインガイドで紹介していいる生産者はいわゆる優良生産者である。だから全体に遅く収穫した作り手だろう。
2013は、やっぱり酸はあるけど果実味が薄く十分に熟さなかった年だ。果実の凝縮度がやっぱりない。だからエレガントなワインならいいけど、ジュブレのグランクリュのようなワインではおそらく上手くいかない。最近のヴィンテージで考えれば2004に近いかも。そしてChapitalisationである。これが非常に多いようだ。
シャブリもダメそうだ、2013年は天候が悪いのでテクニカルな年である。いつもは熟成できるワインであるが、2010, 2012の飲み頃を待つ間に飲んでしまうものだそうだ。実は、ロワール、アルザス、ドイツの白もダメそうだ。飲んだもの全てが未熟なハーブの香りが強く、果実味にかけるものだった。
結局2013年が品質が悪いのにもかかわらず、値段が非常に高い。これなら2013を買わずに2014年を買うのがbetterだ。
しかし2014, 2015はどちらも凄いいい年になっている。2013ではなく次を待ったほうがいい。しかし、2015は、途方もなく値段が上がっている。おそらく2013の倍になるかも!! これではブルゴーニュワインファンは、ワインを買い続けるとブルゴーニュ貧乏になってしまう。ただ、2015年のボジョレー・ヌーヴォーの味わいからは、よく熟しているが酸が少ない。収穫も早かった様子。ということは2009年に近いよく熟して酸が控えめな年だろう。
2013年 (クライブ・コーツのサイトから)
7月までよい天候がなく、7月は時々暑かった。8月は概ねよい天気で夜は例年よりも寒かった。9月は始め悪く寒く、湿った日々が続いた。その後ははれたが、日照がよいというよりは少し明るい日が続いた。
天候が良くなり始めたが遅かったので収穫は全体に遅めだった。通常は9月10日くらいから始まるのだが、ボジョレーでもまったく熟す気配はなかった。9月の最後の週に勇気があるものは、シャルドネを収穫し始めた。最も遅く収穫したものは次の週末に始めた。ピノ・ノワールはそれでも熟成していなくて、10月の最初の週末に収穫が始まった。ポンソは、いつも遅い方だが、10月9日から開始、幾人かはそれよりも10日遅く収穫した。
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