Gevrey Cambertin 1er Cru Le Fonteny Sérafin 2002 ジュヴレ・シャンベルタン 1er ル・フォントニー セラファン

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GevChamFontSeraf2002.jpgGevrey Cambertin 1er Cru Le Fonteny Sérafin 2002 ジュヴレ・シャンベルタン 1er ル・フォントニー セラファン

外観 エッジにオレンジがすこしある濃いめのルビー色
香り ロースト、シナモン、ドライフラワー、土、奥からフレッシュな赤黒い果実がでてくる、コーヒー、ヴァニラなど
味わい 厚めのテキスチュアがあり、赤黒い果実感のコンフィ、濃いめのタンニンが溶け込んでいる。アルコールはやや高め、酸は豊か、溶け込んだタンニン静かに喉の奥を流れていく。最後にタンニンと果実の甘みが口の中いっぱいにヒロがある。余韻は長く凝縮した果実感、ミネラルが長く続く。

この2002年でもやっと飲み頃に来たのか、まだ香りは閉じこもっているかも。液体の濃さは強い。酸も豊かにあってまだまだ楽しめるワインである。

新樽率が高くて、樽のローストも強めにかけている。抽出が強くて果実感よりも果実の甘みを重視する作りである。華やかでうっとりするワインではない。静かにワインを注いでゆっくりと考えを巡らせながら飲むワインだろうか。最後にしっかりとした甘みにしみじみとこのワインの良さを感じるところがいいのである。

セラファン・ペール・エ・フィス
2001年に息子さんを亡くす悲しい出来事があったが、姪のフレデリック・バショテが仕事には入り彼はフレデリックの指導とともに今でもワインを熱心に作っている。
非常に細かくぶどう畑は手をかけている。自然環境をできるだけ重視して、農薬の使用は最小限に抑えています。そして芽掻きや剪定をしっかり行い生産量を抑制し、凝縮した葡萄を作るように努力している。
除梗は約70%。ステンレスタンクに入れ醗酵前に低温浸漬
自然酵母で発酵。醗酵温度は最高35℃で時間をかけてゆっくり行う。また、櫂入れをしっかり行ない、色、アロマ、タンニンを引き出す。
70〜100%の新樽で熟成してノンコラージュ、ノンフィルターで瓶詰されます。

テイスティング: 2015年11月 4日
My Rating(評価): 15/20
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