Rully Maizières Vincent Dureuil-Janthiar 2011 リュリー メジエール ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル

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RullMezVDJ2011.jpgRully Maizières Vincent Dureuil-Janthiar 2011 リュリー メジエール ヴァンサン・デュルイユ・ジャンティアル

外観 やや濃いめのレモンイエロー
香り フレッシュな柑橘、白桃、ヴァニラ、ミネラル、バター
味わい 豊かな酸と強いミネラルである。果実味も豊か、ミネラルも豊かそれに新樽のバランスもよい。複雑で独特なミネラルである。余韻も長い。
ピュルニー・モンラッシェに比べると、強い独特なミネラル感がありこれが個性かなと思う。

アルコール度数13%

最近のブルゴーニュの値上がりを考えるとコートシャロネーズやマコンで旨安ワインを探す事になる。リュリーはその中でも狙い目なんだが。このワインは、ヴァンサン・デュルイユが有名すぎてお値打ちとは言い難い。
パーカーが絶賛する凄いリュリー、ベイビー・モンラッシェとまで言われているのだから仕方がないか。それでもこのワインは飲んで見ればわかるが、やっぱり上手いのである。リュリーでもこんなに美味しいワインができるんだと驚きである。そういう意味では、リュリーで4000円を超えてきてもお値打ちと言わざるおえないのかも。


リュリー メジエール RULLY MAIZIÈRES 
まだ樹齢が10年
土壌は 粘土、石灰岩のまじったもの
殺虫剤は使わず、すべて手積み
軽く圧搾して、24時間んは静置、樽(新樽25%) で発酵、熟成をする。
16ヶ月後に、月の満ち欠けにより瓶詰めをする。
Vincent Dureuil-Janthiarのサイト http://www.dureuiljanthial-vins.com/en/


リュリー Rully (クライブ・コーツのthe wine of Burgundyより)

Rullyの名前は、Gallo-Romanの領主Rubilius に由来する。その時代からワイン作りは盛んだった。17世紀の初頭は、白ワインで有名。ブルゴーニュでは、ここで初めてシャンパーニュスタイルのクレマンが作られた。そして現在でもここでCrémant de Bourgogneは数多く生産されている。
フィロキセラの影響はひどく、それまで盛んであったワイン作りは、600haあったものが、90ha まで減った。
土壌は、ジュラシックからバトーシアン、泥灰岩もしくは石灰岩と泥灰岩の混じったのものである。 時には、オックスフォード時代の鉄分を含む魚卵岩である
65%が白ワイン 35%が赤ワイン 
赤ワインは、メルキュレやジブリよりも軽いが、暖かいヴィンテージではこちらの方がバランスが優っている。
白ワインはモンタニーよりも興味深い。特徴は、レモンのような酸が強く、花のような香りがしてややほっそりしている。新樽の使い方もバランスがよく、サントーバンや他のボーヌのワインと肩を並べる事ができる。

テイスティング: 2015年11月12日
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