Volnay Caillerets Marqusis d'Angerville 1998 ヴォルネ カイユレ マルキ・ダンジェルヴィル

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VolnCaillMarDAng1998.jpgVolnay Caillerets Marqusis d'Angerville 1998 ヴォルネ カイユレ マルキ・ダンジェルヴィル

外観 ややオレンジが入ったルビー色
香り 揮発酸が強いのである、すこし田舎の香りのようなものがある。
ボタンの花、バラのドライフラワー、スパイス、きのこ、赤黒い果実、
味わい 酸が豊かで味わいの最後まで伸びる。赤黒いフレッシュな果実が奥の方にあってほっとする。アルコール度は中等度からやや高め、タンニンは豊かに溶け込んでいて、最後の後口にサラサラとした細かなざらつきを感じる。1998年のブルゴーニュであると感じるところである。
最初は鼻についた揮発酸が、最後には果実の香り、味わいが強くなり、それほど気にならなくなった。

1990年代のマルキ・ダンジルヴィールは、どうしても野暮ったい感じがする。マットクレイマーの評価とは僕の印象は違う。ワインの作りが不潔であると感じさせるニュアンスが多すぎた。2000年代にはいって栽培、醸造にも手がくわっているので今はもっとクリーンになっているかも。


ヴォルネ カイユレ Volnay Caillerets

10年は寝かせないと本来の個性を発揮しないだろうが、1級のなかで言えば、プス・ドールのシャンパンほど濃厚ではなく、クロ・デ・デュクほど気品にあふれるわけでもない。そのかわり両方の特徴をあわせ持ちつつ、そのどちらにも似ないワイン足りている。(マット・クレイマーから)
カイユレは、ヴォルネの中でも最も優雅な、シルク、レース、そして赤い小さな果実が複雑に混ぜあった味わいがある。タイュピエや、クロ・デ・シェンヌほどストラクチャーは強くなく、サントノやシャンパンほど力強さもない。(クライブ・コーツより)

マルキ・ダンジェルヴィル (マット・クレイマー ブルゴーニュのワインがわかる)

ダンジェルヴィルのワインは、私をふくめヴォルネを愛する人にとって、ヴォルネの本質と、あるべき姿そのものと言ってよい。繊細で香しく、溢れる気品をただよわせてながら、長命をささえる骨組みを持っている。不思議なことにかれのワインは、ちかごろコート・ドールを急襲してかたはしから樽酒を試飲して回るジャーナリストたちからは、あまり人気がない。

除梗、短時間の低温浸漬、木製の開放桶にて約14日間アルコール発酵。その後、樫木の樽で15〜18ヵ月間熟成されます。新樽率は25%

Marqusis d'Angerville http://www.domainedangerville.fr/en/

テイスティング: 2015年10月30日
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