Beaujolais-Village Primeur Frédéric Cossard 2015 ボジョレー・ヴィラージュ プリムール フレデリック・コサール
外観 エッジに紫がある濃いめのガーネット
香り フレッシュで深みのあるスミレ、バナナ、スパイスなど
味わい 酸味中程度、タンニンはふくよかで丸みがある。かすかに焦げたような香り、果実味とまろやかさのバランスが取れている。余韻は中程度、明るい果実味の中にやや深みのある味わいがある。
アルコール度数12%
2015年のヴォジョレー・ヌーヴォーである。2015年はかなり評判が良い。なんだか100年に一度というくらい良い出来だそうだ。でもこれはいつもヴォジョレー・ヌーヴォーを売る時の宣伝文句である。いつも年よりも酸が少ない、すこし焦げたようなニュアンスがする。2015年は、数十年ぶりという高温・乾燥に見舞われたボージョレ地方。ボジョレーでは雨が少なく、ブドウの葉が枯れたようだ。つまり2015年は暑い夏のヴィンテージ。果実はよく熟れたが、酸は控えめ、すこし焦げたニュアンスがある。コサールはこの夏を克服するようにブドウ畑を選んでいる。僕にとってはそれほど美味しいボジョレーでない。僕はもう少しフレッシュな果実がある酸が豊かなワインが好きである。
当然ながらこのボジョレーヌーヴォーをいつもの年よりも美味しいというの人は、酸が苦手であまりブルゴーニュのワインを飲まない人。だから2015年がうまいというのである。
このワインは、Primeur(初物の)と付いているが、Nouveau(新しい)と同様にどちらを名乗っても良い。
フレデリック・コサール
買いブドウで作っている。2015年は標高650mのビオの生産者からブドウを買っている。つまりコサールも今年のボジョレーが暑い年で酸が控えめになるので標高の高い畑のブドウを選んでいる。それでもアルコール度数が12%になっているのは積むのがやや早かったのかもしれない。
マセラシオンの期間は 20日間。 発酵が終わると同時にプレスを行い、フリーランジュースのみで発酵させたワインとアッサンブラージュ 。そして、スーティラージュは 10 月 8 日に行った。
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