Clos Vougeot Daniel Rion 1998 クロ・ヴージョ ダニエル・リオン 3本目

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CloVougDanRion1998.jpgClos Vougeot Daniel Rion 1998 クロ・ヴージョ ダニエル・リオン 3本目

外観 エッジにオレンジが入った濃いルビー色
香り 明るめのスミレ、フランボワーズのコンフィ、甘く、黒い複雑なスパイス(クローブ、ナツメグ)、森林の香り、ミント、スーボワ、トリュフ、麝香、
味わい 柔らかい熟した果実と綺麗な酸がバランス良く口の中に広がる。タンニンは溶け込んでいて豊かなミネラルとともに渾然一体となっている。余韻は、長く熟した果実とミネラル感そして、ミントのような鼻から抜けるような香りが出ている。

4年前に飲んだ時も飲み頃と思ったが、その後強い鉄分、タンニンがありもう少し取っておいたワインである。1990に感じた豊かな果実味がある。そして非常に上品である。なぜか今はタンニンの強さは消えて、すこしミントのような香りがではじめた。
今がピークだろう。
1998年の特級はそろそろピークに来ている。というか今が最高の状態じゃないかと思う。

クロ・ド・ブージョは、ベネディクト派から出たシトー派が、始めてぶどうを栽培するのに適した土地を見つけた歴史ある場所である。以前はクロ・ド・ブージョは、シトー派単独の所有であり、斜面上部と下部のぶどうの出来具合を見てうまくバランスとって素晴らしいワインができていたが、今日では80以上の区画に別れていしまいボルドーのように全体のバランスで良いワインを作ることが、できなくなっていまって特級にしては、がっかりさせるワインが多いと言われるようになってしまった。

マット・クレイマーのブルゴーニュワインがわかるより

クロ・ド・ブージョの中段下方にもつ畑を分益耕作したもの。ワインのできばえを見れば、底辺近くのぶどうといえども、たっぷり年数を重ねた木になり、非凡な腕にかかりさえすれば、並外れたクロ・ド・ブージョとが産まれることがよくわかる。

テイスティング: 2016年1月 1日
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