Puligny Montrachet Les Folatieres Maison Leroy 1996 ピュルニー・モンラシェレ・フォラティエール メゾン・ルロワ
外観 輝きのある黄金色
香り 豊かな香りである、黄桃、あんずなどの熟した果実の中に青リンゴなどフレッシュな果実の香りもまだある。ヨーグルト、ナッツそしてエスニックなスパイス(コリアンダー)、ミネラルが豊かに感じられる。
味わい まろやかなアタックである、奥にまろやかで豊かな酸がある。熟した果実味も豊かであり、余韻は長く、スパイス、熟した果実、ミネラルが長く続く。
1996がまだ飲めるとは。早期酸化熟成していると思ったのに、熟成した白ワインの美味しいさがしっかりある。熟成したシャルドネの見本のようなワインである。状態は最高である。熟成するとピュルニーならではのエスニックな香りが出てくる。
これ以上熟成が進むと僕の好みではなくなるのだが、このフレッシュな果実感が少し残ったぎりぎりの味わいが好きという人はいっぱいいるだろうと思ってしまう。
これは、1996年の美味しいブルゴーニュの白ワインの多くを飲みそびれたので、レストランで見つけたグラス売りのワインを頼んだ。当然これはボトルを抜栓してサービスしてくれるのであるが、どうしてルロワ1996 がグラス売りなのかは知らない。ただ早く飲まれるのを待っていたのは確かである。
ドーブネかと思ったが、メゾンだった。調べるとD'AuvenayでPuligny Montrachet les Folatieresを出している。しかし1996はPuligny Montrachet les Folatieres Leroyとなっている。ということはこれは買いブドウだったが、もしかしたら1996-1999の間に畑を買ったのかもしれない。
Les Folatières レ・フォラティエール
ピュルニー・モンラシェ村の真ん中の斜面にあり、1級畑では一番広い。下斜面は、クラヴァイオンであり、上は少し飛んでシャン・ガンがある。
優れたものは、畑の日照の良さからくる濃厚さとテロワールの味とが結びついている。豊かな味わいで果実味が乗った、ミネラルが豊富な味わいである。
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