Heimersheimer Sonneberg Huxelrebe Trockenbeerenauslese Dexhimer 2013 ハイマースハイマー・ゾンネンベルグ トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ デクスハイマー
外観 濃いめの黄色
香り 洋ナシ、黄桃、レモンピール、甘い白い花、はちみつ、砂糖漬けのアプリコット、ミュスクなど
味わい 豊かな甘み、そして酸味はリースリングをスッキリとはしていないが、この糖度とバランスが取れほどの酸味がある。果実味はフレッシュで軽く貴腐が付いているかと思える。余韻は長く、心地よい果実味と酸、甘さがバランス良く続く。
TBAである。このトロッケン・ベーレン・アウスレーゼ がハーフでも3000円台で買えるとは。そうか、リースリングではないんだ。フクセルレーベ100%である。リースリングなら、1万でも買えないかも。
でもフクセルレーベって何?聞いたことない。
A Chasselas ( aka Wisser Gutedel) X Muscat Préoce de Saumur (aka Courtillier Musqué )の掛け合わせだ。
ドイツでもファルツとラインヘッセンにしかない。それとイギリスで育てられている。収量は多く、糖度が上がりやすい品種。しっかりと剪定して収量を落とし、いい場所で栽培すると、容易にアウスレーゼぐらいの糖度を持つことができ、豊かなはちみつの香り、ミュスク、干しぶどうなどの豊かな香りがして、どちらかといえば早飲みのワインである。イギリスでは、この上がりやすい糖度と酸味のバランスが良い。
Rheinhessen
アルコール度数9%
フクセルレーベ100%
残留糖度:179.3g/l
酸度:11.93g/l
エクスレ度:156.8
375mlで3,280円
トロッケンベーレンアウスレーゼは、ドイツのプレディカーツヴァイン( Prädikatswein) の中で最高級であるが、375mlで3,280円は非常に安い。これは品種がフクセルレーベであるからだ。
Trockenbeerenauslese トロッケンベーレンアウスレーゼ
最低エクスレ度は、バーデンのBゾーンで154度、その他の地域では150度が必要。貴腐ブドウによって造られる。特殊な品種の性格、あるいは特殊な気候によっては例外的に貴腐菌なしに乾燥して過熟したブドウによるものも含む。アルコール度数5.5度以上。
なるほどエクスレ度は、156.8あるし、アルコール度数も9%ある、確かにトロッケンベーレンアウスレーゼである。やっぱり香りには貴腐香は少ないのだが、定義には、貴腐菌がなくても名乗ってもいいことになっているんだ。なるほど。それにしてもTBAはなかなか飲めない。そう意味ではドイツワインの入門編にこのワインを入れておいてもいいか。品種は珍しいが。
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