Chateau-Grillet Neyret-Gachet 1990 シャトー グリエ ネイレ・ガシェ
外観 濃いめのレモン色
香り 乾いたわら、レモングラス、レモンピール、白いスパイス、アーモンド、
味わい 酸はやや控えめ、果実味は中等度からやや軽め、ヴィオニエにしてはやや軽めのボディ、余韻はやや長め、ミネラルと酸、レモングラスの味わいが続く。
なんだか、フィノシェリーのような香りと味わいである。
ヴィオニエ100%
アルコール度 :13%
抜栓してから1時間以上かけてやっとすこし片鱗が出てきた様子。ただ期待したよりはかなりがっかりである。
それまでは還元が強い。このヴィオニエ100%のワインは長い熟成ができるようだ。でも普通は酸がないアロマティック品種はあまり長く持たないはずだが。
香りを嗅ぐとわかるが、ヴィオニエ特有の香りがない。どちらかというとそう言った香りは重要視していない?もしくは発酵温度が高くてヴィオニエ本来の香りが抜けているのかも。
2000年になってからは、ボルドーの醸造コンサルタントDenis Dubourdieuが入りワインは良くなったようだ。その後2011年にシャトー・ラトゥールのオーナーFrancois Pinault氏がChateau-Grilletを買収した。
2011年以降のほうがシャトー・グリエとして味わいが期待できる可能性が高い。新しいシャトー グリエが飲んでみたいと少し思えてきた。
ショトーグリエの飲み方のポイントは、
シャトー・グリエは極意をきわめたワイン愛好家向けのワインです。つまり、生半可には心を開いてくれず、フィネスと力強さ、卓越したアロマの複雑さを備えています。長期熟成のポテンシャルを有するグラン・ヴァンであり、このワインから発せられる魔力を堪能するためには辛抱強さが要求されます。 ミネラル感あふれる表現には、海からもたらされるような、ヨードとも、時にはメンソールとも表現出来るフレッシュ感が特長として伴います。アロマ・スペクトルは幅広く多様です。花系(バラ、スミレ、菩提樹)のエレガンスと、果実系(洋梨、パイナップル、アプリコット)の優しい甘み感とともに、ハチミツ、ヌガー、ヘーゼルナッツ、バニラ、白トリュフ、スパイス(サフラン)といった、より温かみと香ばしさのあるノートが感じられます。
シャトー グリエ Chateau-Grillet http://chateau-grillet.com/jp/l
北ローヌ渓谷中央部のたった3.5ヘクタールの畑
シャトー・グリエは、ローヌ河の右岸、ヴィエンヌ市の南、ヴェラン村とサン・ミッシェル・シュール・ローヌ村(ロワール県)の間に位置します。1936年から栄誉あるフランスのAOC(原産地呼称)のひとつに数えられ、最小規模のAOC畑は自然が与えてくれたまさに宝石。この畑からは、唯一無二の、偉大な白ワインが生まれます。
シャトー・グリエのブドウ畑は、文字どおり「アンフィテアトルム(円形劇場)」状に南向きに広がっています。日照豊富で高温、かつ北風に晒されることのない、実に稀有なミクロクリマ(微気候)を享受しています。土地の名称自体、陽の光に「grillés」、つまり「焦げた」丘陵に由来するとされます。ブドウ樹の平均樹齢は45年。ブドウ畑は標高150〜250メートルの範囲に広がります。あまりの勾配のきつさに目眩をおこしそうな場所もあり、「シャイエ」と呼ばれる76の見事なテラス式段畑を成しています。
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