Porto Fine Ruby Quinta Santa Eufêmia ファイン・ルビー キンタ・デ・サンタ・エフューミア

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PortrubyQuSanEuf.jpgPorto Fine Ruby Quinta Santa Eufêmia ファイン・ルビー キンタ・デ・サンタ・エフューミア

外観 エッジに紫がある濃いルビー色
香り 豊かでやや複雑性もある香りである。スミレ、ブラックベリー、ブルーベリーなどのフレッシュな黒系果実に、フィグ、プルーンなどの熟れた果実、チョコレート、コーヒー、黒コショウ、そいてトフィー、キャラメルなどの熟成香がある
味わい 豊かな果実と柔らかなタンニンがあるが強いアルコール感があり、甘口でフルボディ。酸もしっかりあり締まりがある。口の中に広がるフレイバーは香りと同様であり、その後に細かで柔らかなタンニンとコクのある味わいが長く続く


ノンフィルターでの瓶詰めにより澱があるということだが、最初に少量注いでもそれはわからない。ポートらしい甘さと豊かな果実感である。ただやっぱり酸化熟成香がルビーにもある。その香りがポートといえばポートなんだろう。日本ではこのキンタのポートが出回っているようだが、やっぱり美味しい。
1700円から2000円くらいで買える。普通の品質のワインよりもずっとお値打ちに思えるのだが、やっぱり甘口は辛いかも。だからポートでもスティルワインの生産が増えているのだろうか。ソーダ割りやオレンジジュース割もお薦めと書かれているが、オレンジジュースで割ったらこの果実感が壊されてしまいそうである。20%あるので炭酸水で倍に薄めるのはアリか。なんだかポートを作っている意味はどこにあるかと思ってしまうが。


種類 ポートワイン
品種 トゥーリガ・ナシオナル 40%, ティンタ・ロリス 40%, トゥーリガ・フランセーザ 20%
産地 ポルトガル
19.5% 750ml

キンタ・デ・サンタ・エフューミア  Quinta Santa Eufêmia

キンタ・デ・サンタ・エフューミア社は1894年の創業。家族経営の数少ない作り手キンタ。バイショ・コルゴ地区サンタ・エフューミア葡萄園産の葡萄を用い、伝統的なラガール(葡萄圧搾機)で足踏みをしてキンタ内でポートを造っています。生産者が瓶詰まで一貫して行っている、数少ない家族経営のメーカーのひとつです。

多くのポートワインメーカーは大手のメーカーや協同組合に所属し、ポルトガルのオポルトに貯蔵庫を持っています。しかし、少数ではありますが大手に属さず現地に醸造所と貯蔵庫を持つキンタがあります。キンタとはワインでいうドメーヌのようなもので、このキンタ・デ・サンタ・エフューミアは、その数少ないキンタで家族経営で生産し、瓶詰めまでを行っています。長期熟成品はいずれも国際コンクールで高評を受けています。珍しいアイテムとして、近年法律で認可された「ホワイトポートのタウニー」をいち早くリリースした作り手でもあります。

Rubyportappe.jpgAppearance
This wine is deep purple.

Nose
This wine has medium+ intensity aromas of
floral ( violet), black fruit ( blackberry, blackcurrant, blueberry, black cherry), dried fruit ( fig, prune, baked fruits), oak ( chocolate, coffee), Herbal ( eucalyptus, medicinal) , Pungent spice ( black pepper), Deliberate oxidation ( toffee, caramel)

Palate
This wine is sweet, and has full body, high alcohol medium+ acidity, ripe and soft medium+ tannin. This wine has medium+ flavour intensity of floral ( violet) , black fruit ( backcurrant, blackberry, blueberry) dried fruit ( prune,) , oak ( chocolate, coffee). This wine has long finish.

Very Good
This wine has a good balance between medium + acidity and fruit flavours, and between medium + acidity and high alcohol. Also has some complexity of fruit aromas such as ripe black fruit aroma and some bottle aged aromas and deliberate oxidation aromas. This wine has good tipicity of its styles. It lacks deep concentration and deep and fine expressivenes and complexity, is delicious but simple fruit forward in style,So it stays very good, prevented from being outstanding. It is ready to drink now, not suitable for further ageing.

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