Puligny-Montrachet 1er Cru Champ-Gain Olivier Berstein 2010 ピュリニー・モンラッシェ プルミエクリュ シャン・ガン オリヴィエ・バーンスタイン

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PuligMontChaGaiOlivBers2010.jpgPuligny-Montrachet 1er Cru Champ-Gain Olivier Berstein 2010 ピュリニー・モンラッシェ プルミエクリュ シャン・ガン オリヴィエ・バーンスタイン

外観 やや濃いめのレモン色
香り ヴァニラ、新樽の樹脂、はちみつ、クミン、鉄、やや乾いたミネラル、
味わい やや強めのスパイスが生きた少し甘めの樽の味わいがあり、奥に乳酸を感じさせる甘い酸がある。ハチミツが混じった果実が広がり最後に少しタンニンの苦味がある。まだタンニンと酸が溶け合っていない。余韻は、ヴァニラ、ミネラル、豊かな果実が長く続く。

まだまだ果実感が前面に出ていない、高級な新樽の香り味わいが強い。それに合うような強いミネラル、果実の味わい、酸が出ていない。酸はピュルニーにしてはやや低めだろうか。果実をかなり完熟させてから摘んでいるんだろう。
僕には、あまりに樽が強すぎて、完熟な果実でコント・ラフォン的な方向性に感じられる。確かに作り手がお金をかければそれなりのワインができる証であるが何か人を感動させる要素が足りない気がする。


オリヴィエ・バーンスタイン Olivier BernsteinBurgundy

オリヴィエ・バーンスタインは、ブルゴーニュの新星ネゴシアンである。マイクロネゴシアンという生産量が少なく、いいブドウだけを手に入れて高級ワインを作る人達の一人だ。ジャンシス・ロビンソンやアレン・メドウズなど数多くのジャーナリストから高く評価されている。
元々、バーンスタインは音楽系出版社の家系に生まれたが、頻繁にワイン生産地を訪れ、畑や収穫などに触れるうちに、その魅力に取りつかれ、有望なビジネスキャリアを捨て、ボーヌで醸造の勉強を始めました。2002年に短期間 アンリ・ジャイエと一緒に仕事をした後、ルーション地方で、自分のドメーヌであるマ・ドゥ・ラ・ドゥヴェーズを興した。ここで造られたワインは、パリの有名レストランなどで評判となり、その成功を基に、2007年、ネゴシアン・ビジネスを開始するため、ブルゴーニュに帰還しました。ブドウという果実そのものを厳選し、その生育状況には細心の注意を払い、醸造はジュヴレ・シャンベルタンにある自身のワイナリーで行います。すべて特注のオークの新樽で熟成することにこだわり、濾過や清澄をせず、ワインは一本一本、丁寧に手で瓶に詰められる。
彼のワイン造りは、オリヴィエは英国と米国を重視している。

テイスティング: 2016年10月 7日
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