Carruades de Lafite 1997 カリュアド・ド・ラフィット
外観 やや濃いめのガーネット
香り 豊かな香りで、カシス、ブラックチェリー、シダ、針葉樹、ミント、土、上品な皮革、木樽、シガーなど
味わい 辛口のミディアムボディ。酸は中等度、豊かな果実感があり、タンニンは中等度からすこし多めにあるがこなれていて最後のアクセントになっている。後味に甘さを感じさせるくらいの熟した果実の旨味が出ている。余韻は長く、豊かで熟した果実、旨味が最後まで続く。
カリュアド・ド・ラフィットは、ラフィットのセカンドで、そういえばあまり飲んでいない。というかほとんど飲んだことがない。セカンドは、ラトゥールが一番多く飲んでいるだろう。
典型的なボルドーらしい香りである。典型的なラフィットのような、カベルネ・ソーヴィニョンの比率が高いポイヤックの感じではない。どうしてだろう。1997年はボルドーの天候が不順で、夏は非常に蒸し暑く、秋は乾燥していたようだ。全体的に酸は低めで、カベルネ・ソーヴィニョンよりもメルロが良かったのかもしれない。ラフィットの生産量も少なく、このセカンドのカリュアド・ド・ラフィットは、いつものようにメルロが40% と比率が高く、いつものポイヤックの熟したカベルネ・ソーヴィニョンの香りが少ないのである。それでもラフィットのセカンドらしく上品さ、品格の高さがある。
Carruades de Lafite 1997 Parker Point 88
40% Merlot, resulting in a floral, opulent, rich, round efforts. This offering is meant to be drunk young, but will last for another 10 years.
カリュアド・ド・ラフィット
ブドウ品種 :
カベルネ・ソーヴィニヨン 50〜70%、メルロ 30〜50%、カベルネ・フランおよびプティ・ヴェルド 0〜5%
オーク樽での育成期間 :
18〜20ヵ月、80%は樽内育成(新樽使用率は10%)
年平均生産量 :
2万ケースカリュアド・ド・ラフィット 1997
カベルネ・ソーヴィニヨン 63% メルロ 30% カベルネ・フラン 6% プティ・ヴェルド 1%
収穫は早期に迎え、晴天の下、ブドウ果実の衛生状態を入念に管理しながら作業を行ないました。夏は雨がちだったため、ブドウにも影響が出ていました。春は理想的な天候に恵まれています。香りと味わいのアタックにおける表現の豊かさが印象的なヴィンテージです。ストラクチュアは強固で引き締まっていて、上質なタンニンを含んでいます。
パーカーの情報では、メルロは40%であるが、シャトー・ラフィット・ロートシルトのサイトでは、30%になっている。
シャトー・ラフィット・ロートシルトのサイト http://www.lafite.com/ja/
カリュアド・ド・ラフィットの情報
http://www.lafite.com/ja/シャトー-ラフィット・ロートシルト/ワイン/カリュアド・ド・ラフィット/
コメント