Morey-Saint-Denis Clos des Monts Luisants V.V. Ponsot 2008 モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ クロ・デ・モン・リュイザン ヴィエイユ・ヴィーニ ドメーヌ・ポンソ

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MSDmonLuisPonso2008.jpgMorey-Saint-Denis Clos des Monts Luisants V.V. Ponsot 2008 モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ クロ・デ・モン・リュイザン ヴィエイユ・ヴィーニ ドメーヌ・ポンソ

外観 やや濃いめのグリーンがあるレモン色
香り 柑橘系のグレープフルーツ、熟れたレモン、熟れた梨、ヴァニラ、ナッツ、ミネラル、バターなど
味わい 豊かな酸、綺麗で熟成した果実味、ミディアムからやや軽めのボディ。綺麗な酸と果実味、そして樽の味わいのバランスが良い。余韻は思ったより短い 中等度だがミネラル感と酸のキレがいい。

アリゴテだけでできたモレ・サン・ドニ プルミエ・クリュである。よく熟成した白ワインである。当然これはアリゴテ100%なので思ったより早く熟成する。それでも8年たっているアリゴテとは思えない。良いできである。重さがなく、酸と熟成感のバランスが良いのですいすいと飲めてしまう。もったりしたシャルドネよりずっと好きである。

僕はアリゴテは好みなのでもっと飲みたいのだが、アリゴテにしては非常に高いワインである。ブドウの品種と値段の関係はなんとも言えないが、ルロアのアリゴテの同じ価格帯である。どちらを選ぶだろうか。そういえば最近ルロアのアリゴテも飲んでいないの判断が難しい。

合成コルクを使用を使用していてこの2008年が初めてのヴィンテージである。この合成コルクは、過度な酸素の透過を避けることができ、従来の合成コルクの問題として挙げられる、伸びによる瓶口との間の密着度の低下について改良しています。

コート・ドールで唯一、アリゴテを使うことを許されているプルミエ・クリュ。
アリゴテ、シャルドネ、ピノ・ブランのブレンドで造られていたが、1994年からはピノ・ブランがなくなり、アリゴテ70%、シャルドネ30%のブレンドに変更された。その後、2005年からは1911年に植えられた古樹のアリゴテ100%で造られるようになった。

ポンソのワイン造りへのこだわり
クローンの開発や雹害防止ロケットの使用、独自の合成コルク、温度センサーつきラベル、偽造品対策など最新の技術を取り入れています。
自然派ワインというジャンルが生まれるはるか前の1977年から、化学薬品を使用しない自然栽培を行い、グリーンハーベストに頼らない剪定による収量制限をしています。その収穫量は15hl/haと超低収量。収穫はコート・ド・ニュイで最も遅く、全て手作業によって収穫し、選果は必ずブドウ畑で行います。

テイスティング: 2016年11月18日
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