Rüdesheim Berg Schlossberg Georg Breuer 2014 リューデスハイム ベルク・シュロスベルク リースリング ゲオルク・ブロイヤー

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RudeShrobergGeBre2014.jpgRüdesheim Berg Schlossberg Georg Breuer 2014 リューデスハイム ベルク・シュロスベルク リースリング ゲオルク・ブロイヤー

外観 やや緑が入った黄色
香り 綺麗な爽やかでクリーンなペトロール香、アカシア、hoenysuckle, 菩提樹の花、ミネラルなど
味わい くっきりと輪郭があり酸、フレッシュで綺麗な果実が口の中に広がる。ピュアで豊かな果実が酸と素晴らしいバランスをとっている。ミネラルも非常に豊かである。限りなくピュアなワインである。余韻も長い、ミネラル、酸、果実の味わいが長く続く。

素晴らしいリースリングである。果実の純粋な味わいを大切にして、強いペトロール香をさせず、上品に仕上げてある。非常にup-to dateな作りでありながらワインの質は極めて高い。ラインガウの辛口リースリングの頂点にあると言っても過言でない。
非常に良いバランスで、今飲んでも美味しいんだが、10年-20年してもこの美味しさは変わらないだろう。

アルコール度数12%

ゲオルク・ブロイヤー
ベルンハルト・ブロイヤーは、1970年代に自家元詰めに転換し、1980年にまずリューデスハイム村で最高と言われるリューデスハイムの中でも「ベルク」の名が付く特に最良畑である『ベルク・シュロスベルク(Berg Schlossberg)』畑をリリース。 1980年代にはカルタ連合の創設メンバーとして、ラインガウ・ワインの変革を図りました。その動きを受け継いだのがラインガウの優良生産者組合(VDP)。フランスのグラン・クリュ(特級)の概念に基づいて畑を格付けする【エアステス・ゲヴェックス】という制度を1999年に始めました。彼も参画しましたが、1年後、信念の違いからVDPを去ります。
VDPが補糖を認めているのは納得できない。格付けは畑の天候や気温にこだわり過ぎています。畑の土壌や斜面の向き、斜度などもワイン栽培にとって重要な要素。リューデスハイム村の【ベルク・シュロスベルク】の一部が特級ではないことは非常におかしいのです。
例えば、収量。現在は1ha当たり50h/lまで認められているが、40〜45h/lまで下げる必要がある。

ブロイヤー醸造所の平均収量はなんと25〜45h/lという低さです。


リューデスハイム ベルク・シュロスベルク
急斜面、粘板岩や石英を含む土壌、寒暖差やライン川の反射光など、様々な条件が揃い、ミネラル豊かで、引き締まった中に、しっかりと充実した味わいとポテンシャルがある。

リューデスハイム(シュロスベルク)
ライン河ほとりの急斜面→温暖
モーゼルから続く粘板岩と
タウヌス珪岩が混じり合っている
樹齢は40年ほど...
リューデスハイムの畑は70年代に植え替えをしている。
温暖さから来るボディと土壌由来のミネラル、酸もバランス良く、各要素が強い。

ラウエンタール(ノンネンベルク)
ライン河から離れている斜面
→寒暖差大きい
また南東向き斜面で、朝日浴びて夕日はあたらない
表土は砂質と黄土層、
地下深くに粘板岩がある
樹齢は50年以上
リューデスハイムより古樹が多い。
引き締まった酸とミネラルが際立っている

テイスティング: 2016年11月16日
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