Chateau La Mission Haout-Brion 1999 シャトー ラ・ミッション・オー・ブリオン
外観 ややエッジに薄めのオレンジが入ったガーネット
香り 杉の香り、ブラックカラント、シガー、タバコ、腐葉土、ナツメグ、シナモン、鞣し革など
味わい アタックは熟成した滑らかで果実とタンニンが溶け込んだ味わいが口の中に広がる。アルコールは中等度、酸は中等度、タンニンはよくこなれていて最後にさらさらと流れる触感である。ワインはすこし煮込んだスープ的な味わいがある。いつも飲んでいるラミッションのピュアであや薄めで味わいの深い感じが少なめである。余韻は長い、ミネラルも多い、タンニンも豊かでこなれている。
シャトー ラ・ミッション・オー・ブリオン
最近あまりに高くなって手が出せなくなった。ワイン歴が短いのだが、最近までシャトー ラ・ミッション・オー・ブリオンは安くてちょっと背伸びをすれば手がとどくところにあった。オー・ブリオンを飲まなくてもラ・ミッションが美味しいからこちらでいいという感じだったのに。
これは昔手に入れていたラ・ミッション・オー・ブリオンの一つである。飲み頃になっているだろうと思って開けたものである。確かに飲み頃である。でもなにかラ・ミッション・オー・ブリオンの良さがないというか、僕の舌が変わったのだろうかと思ってしまう。最後のラ・ミッションにある独特の旨味がない。僕はあれが好きなのに。
シャトー ラ・ミッション・オー・ブリオン 1999 PP 91点
1999年のボルドーは、まず夏が非常に暑く酸が低め、そして秋、9月の初めに雨や雹が降った。そのため多くのシャトーは9月中旬から10月初旬に収穫した。このラ・ミッション・オー・ブリオンが野菜スープ的ですこし太めの味わいがするのは、夏の暑さと収穫時にブドウの実が雨の影響などから悪くなったものを厳しく選果していない感じがある。1999のラフィットがアメリカ的な果実味と酸の低さがあったのだが、おそらく素晴らしく良いシャトーの味わいはそんな感じなのかも。 ボルドーの1999年はやっぱり僕の好みでないのかも。うまく作れば酸が少なめの恋果実の味わい、下手に作れば酸がなくて雨で薄まった果実の味わい。これはあまり好みでない。
コメント