Tarima Hill Bodegas Volver 2012 タリマ ヒル ボデガス・ヴォルヴェール

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AlicaTalimahill2012.jpgTarima Hill Bodegas Volver 2012 タリマ ヒル ボデガス・ヴォルヴェール

外観 濃いガーネット色
香り まだ若くてピュアな果実の香りが中心である。スミレ、ブラックベリー、チョコレート、カカオ、黒胡椒、ハイアルコールからくる深みのある香りがある。
味わい 溢れる果実感とその凝縮度がある。抜栓して三日目位なると少し赤系の果実、なめし皮が少し出てきた。
アルコールは高い、その割に飲み口はスッキリとして酸が豊かにあることがわかる。タンニンはこなれて溶け込んでいる。、苦味、渋みは控えめ。余韻は長めで、凝縮した果実が長く口の中に残る。辛口、フルボディ。

品種:100%モナストレル D.O. アリカンテ 畑:80ヘクタール
醸造:20ヶ月間フランス産のオーク樽で熟成。
約2000円
アルコール度数15%

2012年はワインスペクテーターのトップバリュー20に選ばれた。確かにとても2000円そこらで買えるワインとは思えない味わいである。まずアルコール度が高いのに果実味がクリーンで柔らかいので、やや南の地区で近代的な醸造所で、有機栽培で作られていることがわかる。それでいて香りはエレガントで、田舎臭さがない。フレンチオークの化粧がかけてあって、品種もある程度国際的に認められた品種であるとわかる。それに値段なら、3000円後半から4000円でもいいくらいだろう。
フランスなら、ムールヴェードル、スペインならモナストレル。
これはモナストレル100%のアリカンテのワインである。100%モナストレルなら、タリマヒルか、ヘクラである。この二つのブランドを飲んでおけばいいか。


ボデガス ヴォルヴェール  Tarima Hill Bodegas Volver
タリマ・ヒルはフミーリャのジル家とホルフェ・オルドネーズの共同プロジェクトで造られるワイン。
ワイナリーはピノソ町に位置し、ラベルのパッション・フルーツの花は、この多様な個性の詰まった複雑さと、魅惑的な品質を表現しています。古樹のモナストレルは小区画の低収量の畑のもので、アリカンテの中心部に位置するシエラ・デ・ラ・シマの丘に位置しています。古樹から生産され、山の始まりが畑の端であるという理由から、タリマ・ヒルと名づけられました。

土壌は乾燥して浅くて有機物質が少なく、白亜由来の岩が多く、石灰岩がおもな特徴で母岩を形成している。畑は、海抜600mから750mにある。接木されていないブドウが一部ある。有機栽培の認証をまっている。

2014年タリマ・ヒルは、1935〜1970年の間に純度の高い白色の石灰岩質の土壌に植樹されたモナストレル種を100%使用。フランス製のオーク100%の樽で20か月にわたり熟成後、フィルタリングをせずに瓶詰めしている。ブルーベリー、ブラック・ラズベリー、石灰岩の粉末と花の香りを思わせる美しいアロマを備えている。味わいはミディアム〜フル・ボディで爽快感のあるピュアなスタイル。飲み頃は、4-5年。

テイスティング: 2017年1月 8日
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