sipping wine

Vosone-Romanée 1er Cru Les Beaumonts Emmanuel Rouget 1997 ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン エマニュエル・ルジェ

外観 薄めですこし濁ったルビー色
香り　強めの複雑な揮発酸、スミレの花、ストロベリーなど
味わい　柔らかい酸、熟成した果実があるがなにがキリッとしまった味わい、フレイバーがない。余韻は長め、ただずっと揮発酸の香りが鼻について離れない。

アンリ・ジャイエの後継者であるエマニュエル・ルジェである。
エマニュエル・ルジェは最近は彼の子供がドメーヌに入ってどんどん改善されているという。今のエマニュエル・ルジェは、値上がりがひどくてもう手が届かない。特にクロ・パラんトゥは一本20万ぐらいもする。DRCのワインをはるかに超えている。
さてこの1997年は、まだアンリ・ジャイエが生きていた頃のワインである。当然ジャイエに教わっていたと思われるのだが。 エマニュエル・ルジェらしいという、揮発酸の香りが強く目立ち、味わいに集中力がないくてぼんやりしている。残念である。今ではこのボーモンですら５万円を超えているのに。この味なら飲みたくない。
そいえば、ジャイエのボーモンは飲んでない。残念。

Vosone-Romanée 1er Cru Les Beaumonts　ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン
ヴォーヌ・ロマネの1級で大きな区画の一つである。ヴォーヌ・ロマネで比較的高い斜面で、エシェゾーと隣接し、リッシュブールとは小さなブリュレを隔てるだけである。明らかな個性があり、華やかで豊かなワインであり、フィネスがあり豊かに薫るワインである。