Bouzeron A.ET P. De Villlaine 2012 ブーズロン アリゴテ ア・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ

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 ブーズロン アリゴテBouzeron A.ET P. De Villlaine 2012 ブーズロン アリゴテ ア・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ

外観 やや薄めのレモングリーン
香り すこし酸化した香りがある。最初は香りが閉じている。グレープフルーツ、レモン、ヘーゼルナッツ、洋梨、乾いた麦わら、乾燥ハーブ、
味わい 豊かな酸、綺麗でフレッシュな果実、豊富なミネラルが口の中に広がる。すこしやっぱりナッツのニュアンスがある。余韻は中等度、キリッとした酸、豊かなミネラルが後味にあり、少し苦味を感じる。

5年たったアリゴテである。いつも早めに飲むものと、熟成させるものに分けるんだが。前回は2010のアリゴテを熟成させて飲んだが美味しかったのに、今回は少し酸化のニュアンスがある。あれ失敗なのかなと思ったがその後ゆっくりと香りも味わいも開いてきた。アリゴテの熟成した香り、味わいが出てくる。これがいいんだが、今回はやや早めに酸化のニュアンスが出てしまっている。
最後の苦味は、酒石酸だろうかそれともアリゴテにあるものだろうか。いつも迷うんだが。

コート・シャロネーズ地区
コート・ドールの南に続く、南北約40kmの丘陵地帯。東西は4〜6kmと幅は狭い。北から、ブーズロン、リュリー、メルキュレ、ジヴリ、モンタニィとA.O.C.が続く。いずれもコミュナルのA.O.C.で、場所によりプルミエ・クリュがあるが、グラン・クリュはない。

アリゴテの品種
オーベール・ド・ヴィレーヌによればアリゴテは二種類あり、彼の畑で使っているAligoté Doré のほうがAligoté Vertよりも、すっと優良品種であり、豊かな芳香とエレガントさを与えるとされる。

土壌は、石灰岩を多く踏んだ泥灰土。表土は浅い。すぐ下に亜岩盤がある。この表土の浅さが、アリゴテの通常は強い樹勢を和らげて、より凝縮感を加えエレガントなものにする。良いアリゴテは、村の両サイドにある丘陵から取れる。

ドメーヌ ド ヴィレーヌ Domaine de Villaine http://www.de-villaine.com/
ブーズロン村の最北部にある日当たりの良い斜面にある。アリゴテの中でもgolden Aligoté doré grapeという品種で、通常のAligoté vertとは違う。

有機農法によるブドウ栽培。
収穫は全て手摘みし、厳しい選果、ゆっくりと時間をかけた空気圧搾をして、ステンレスタンクまたはオーク樽にて温度コントロールしながら自然酵母で発酵、
熟成はワインによって大樽、オーク樽、ステンレスタンクを使い分けている。オーク樽は最小限にとどめている。

テイスティング: 2017年3月 7日
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